【ジョジョ】吉良吉影の結末が壮絶…異常な性癖や過去、能力まとめ
更新日:2019年08月06日
ジョジョに出てくるキャラクターの中でも、非常に読者から支持を集めている敵キャラクターとして知られているのが、「吉良吉影」です。
彼は第四部「ダイヤモンドは砕けない」でラスボス的な立ち位置であり、穏やかな日常を誰よりも求めていつつも行動は矛盾しています。
そんな吉良吉影ですが、常軌を逸した行動をしているのをご存知ですか?
ここでは、吉良吉影の性格や過去、能力や活躍などについて紹介していきます。
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1.「吉良吉影」に見られるあり得ない特徴
漫画・ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する吉良吉影は、他の敵キャラに負けないほど個性豊かな人物です。
彼の特徴としてまず最初に挙げるべきなのは、「常軌を逸した行動」を取るという点でしょう。
詳しくは後述していきますが、吉良吉影は生まれながらにして殺人衝動を持っており、それを抑えることができませんでした。
また、手のキレイな女性を17歳の頃から殺害することを楽しみにしており、最初の殺人事件以降じつに48人も殺してきた連続殺人鬼です。
ただ殺すだけではなく、女性のキレイな手に異常な執着心を見せそこに性的嗜好が入り込んでいます。
殺害した女性の手を切断してつねに持ち歩き、その手に話しかけたり食べ物を持たせるといった、まさに異常な行動を取ることも。
殺人事件を知った人間であるなら男女問わず例外なく殺し、持ち歩く手首が腐敗して臭いがキツくなったなら処分し新しい手首を入手します。
それでいて彼は、平穏な生活を心から望んでおり、部屋に飾ってあるトロフィーは全て3位(妬まれない範囲)。
望みと行動が一致しておらず、矛盾を抱えているのが吉良吉影の特徴と言えるでしょう。
2.「吉良吉影」が経験したヤバい過去とは?
吉良吉影は生まれつきの殺人衝動を持っていたことは分かっていますが、どんな過去を経験したのか気になりますよね?
以下から、吉良吉影にまつわる過去についてネタバレをしていくので詳しく知らない方は閲覧注意でお願いします。
彼がキレイな女性の手に異常なまでの執着を感じるようになったキッカケは、子供の頃に見たモナリザの絵とのこと(本人曰く勃起した)。
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そこでキレイな手をしている女性に対して、異様なまでの性的興奮を覚えそれが脳裏から離れずに育ったと言われています。
また原作者が暴露した情報によれば、どうも家族から受けた愛情が歪んでいて、それも異常な行動を起こしたキッカケになったのだとか。
吉良吉影の母親は、可愛がり過ぎ虐待に近い育て方をしており、父親の吉廣は母親の異常な接し方を知っていましたが止めませんでした。
そこに申し訳なさを感じていたので、息子が殺人鬼だと知っていても守ろうとしたのです。
こうした裏設定が用意されていましたが、これを挿入すると「悲しい過去を持つ悪いやつ」となってしまうので、少年誌には相応しくないとあえて挿入はしなかったとのこと。
今でこそ悲しい過去を抱く悪役は少年誌でも登場しますが、この当時は一般的では無かったんですね。
3.「吉良吉影」の性格に隠された秘密
連続殺人鬼である吉良吉影は、親から受けた歪んだ愛情が彼を歪んだ性癖を生じさせたと考えられます。
さて、そんな吉良吉影ですがどんな性格をしているのでしょうか?
- 闘争心が無い
- 勝ち負けにこだわらない
- 目立とうとしない
- 無表情・無感情
- 残酷
- 容赦がない
物語が進むにつれて、彼は上記に挙げるような性格をしていると明らかになりました。
まず第一に、吉良吉影は激しい感動はないものの、深い絶望も無い波のない生活を第一に掲げています。
感情の起伏は精神的にも大きなダメージを与えるので、波風の無い植物の心のような生活を幸福としており、それに準じた性格をしています。
闘争心が無く、勝ち負けにはこだわらず、目立とうとはしません。
競争をしなければ、妬みなどを抱かれることも抱くこともありませんから、彼が貰うトロフィーは全て3位です。
ところが異常な性癖を持っており、連続殺人鬼という隠れた正体があるため残酷で容赦がない性格をしていることも分かります。
相反する性格が入り込んでいますが、波の無い生活と性的な嗜好を満たす活動は別次元だと解釈しているのでしょう。
それは生活にある程度の幸福を満たすための行為であり、それはまるで自分へのご褒美でスイーツを与えるかのようなもの。
相反するように見えて、実は人間らしい性格を吉良吉影はしているのかもしれません。
4.「吉良吉影」が発現したスタンド能力がエグかった…
吉良吉影のスタンド能力「キラークイーン」は、非常に強力なもので全シリーズの中でも最強クラスだとよく言われています。
原作者ですら、「シリーズで最も厄介なもので、だからこそ慎重に描いた」と暴露しているほどであり、その強さが伺えます。
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キラークイーンが得意としているのは、「爆弾攻撃」でありそれは単純に爆弾を爆発させるだけではなく対象者そのものを爆弾にしちゃうのです。
爆弾化された対象者は普通の生活を送れますが、吉良吉影の指示によって爆死。
それも塵のように消えてしまう爆殺も可能なので、彼の殺人は最初の一人を除いて公にはされていません。
キラークイーンはここまでに挙げた爆弾攻撃「第一の爆弾」を主要な攻撃手段としており作中でも頻繁に見せました。
そのほかにも、第二の爆弾や第三の爆弾(バイツァ・ダスト)などがあり、それぞれ特徴を持っています。
第二の爆弾は、キラークイーンに備えられた武器のようなもので、体温を自動追尾し狙った獲物をしとめることができる便利すぎるもの。
しかし、体温が高い標的を狙うため大人数いる場合は、ターゲットを絞りづらいという弱点があります。
第三の爆弾「バイツァ・ダスト」は、全シリーズの中で最凶と言われるほど厄介な性能を持っており、「時間を吹き飛ばす」威力が特徴です。
この爆弾を用いて攻撃すると「1時間ほど時を巻き戻せる」ことが可能で、吉良吉影に関する情報を何事も無かったかのようにできます。
つまり完璧な証拠隠滅と、絶望からの解放をさせてくれる願ってもいない爆弾ですが、発動するにはいくつかの条件をクリアしなければいけません。
そのため、色々と制約が多いのがキラークイーンを悩ましている部分ではありますが、そうでもしないと最強すぎるので丁度良いのでしょう。
5.「吉良吉影」に待ち受けた壮絶な結末
ジョジョの第四部のラスボス的な存在である吉良吉影は、敵キャラであるためにやはり正義の前に敗れる運命を辿ります。
では、吉良吉影はどのような結末を迎えたのか、以下から簡単にネタバレをしていくので未読の方は閲覧注意でお願いしますね。
吉良吉影は自身が殺人鬼であることを、周囲に漏れずに生活することを第一に掲げていましたが、仗助側の人間に秘密を知られます。
何とか自身に繋がる証拠を消すために、様々な手段を使いながら逃亡生活を続けるのです。
仗助たちに怪しまれながらも川尻家の主人「浩作」になりすまして生活をしていましたが、息子「早人」が本当の父ではないとの疑いを持ちます。
その疑いが決定的になったのは、満員電車で態度の悪いカップルを衝動的に爆殺した瞬間を目撃したとき。
早人に犯行を目撃された吉良吉影は、逆上して早人を殺害してしまうのですが、この行動が岸辺露伴から疑惑を向けられる結果に…。
自身が犯人であるとの疑いを、キラークイーンの活躍などでどうにかそらしてきましたが、事態は吉良吉影にとって悪くなる一方。
最終的には爆発音により、消防隊員や仗助たちが集まるなど「目立たない」生活とは真逆の環境に置かれてしまうほど追い詰められます。
ここで絶望を感じた吉良吉影は、第三の爆弾「バイツァ・ダスト」を発動するも、空条承太郎の「スタープラチナ・ザ・ワールド」によって撃退されてしまいました。
そこでバックしてきた救急車に轢かれてしまい、絶命するという最期を迎えたのですが…。
実は彼の結末は、死後に起こります。
死後、彼の魂は最初の犠牲者「杉本鈴美」が待つ、振り向いてはいけない小道にたどり着きました。
そこで幽霊である杉本鈴美と愛犬アーノルドに遭遇し、そこで初めて自分が死んだことを教えてもらい、平安のある暮らしがここで実現できるかもしれないと考えを改めます。
ところが杉本鈴美の奇策によって、「安心なんて無いところ」へスタンドもろとも引きずり込まれ、彼の物語は終わりました。
まとめ
ここでは、吉良吉影の性格や過去、能力や活躍などについて紹介していきました。
吉良吉影は、殺人鬼や異常な性癖、常軌を逸した行動をするなど想像できない行動をすることで知られています。
それでも心理などを深読みしていくと、どの人間も持っている平穏な暮らしや、心を満たす行動をしているにすぎません。
そのために異常な人間でありながら、読者の心に触れるという特徴を持っているのでしょう。
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